チラシの裏、荒野。

言葉の人間 言葉を使い果たすまで

ママ活という言葉のダサさについて

僕はママ活という言葉が嫌いです、なぜならダサいから。
勘違いをして欲しくないのは僕はこのシステム自体
はとても好意的に思っているということ。僕もやってるしね。

ママ活という言葉に馴染みがない諸兄のため、そのざっくりとした定義を書いていこう
“”内は決定的な事実「」はケースバイケース
1 “女性が” 2“素人の” 3「男性に」 4“デートなどをしてもらい ” 5“対価として報酬を得る”
2はホストとかがやると営業or裏引きと区別できないので記載
3は女性相手でも成立するので(件数は少ないだろうが)不確定とした。
一時話題になったパパ活の女性ver.と書けば一行で済むのだがそのへんはしっかりやっておきたかったんだ。僕はいつになく本気だ。

「ママ活」と画面に打ち込んでみる。手汗が止まらなくなる。
ママ活。そろそろ胃液で喉が焼けてきた。
ママ活、ママ活、ママ活...。

...ママ活ってなんなんだよ!!!なんなんだよこの気持ち悪い字面はこの語感の悪さは!!真夏に1週間放置した炊飯器の匂いがする!国道で轢かれてた猫のことを思い出す!頼む!頼むからやめてくれ!

すこし落ちつこう

まず〇〇活というワードがメディア産純粋培養遺伝子全組み換えみたいな吐き気を覚える出自であること。メディアが流行らそう流行らそうとする意志がそこには溢れていて、テレビ痴呆症になっていない我々若者としては同じようなフレーズの連続に嫌気が差してくるものであることをご理解頂きたい。
つまりは「俺がきにいんねーからやめてくれや😎」というヤクザ理論なのだが、名は体を表すという。流行らせたいならもう少しマシなもんにして欲しいんです(切実)

ほらホストとかってすんなり受け入れるワードじゃないですか。主催者とかそんな意味の一般名詞だから意味も通るし。
エスコート」とかなんなら死語だけどいいんじゃないですかね。一般に知られてるし語感も良い。
それか「若いツバメ」ね、僕のイチオシ。古風!雅!訳せば「Young swallow」略せば「ヤンス」!
「若いツバメを捕まえてきたでヤンス」「私の、ツバメのクセに全然巣に帰ってこないでヤンス」とか話されてたら僕は笑いと幸福で爆発してしまうだろう。

―若いツバメ(業務)のことも話そうと思っていたんだけどヘイトを撒き散らしていたらとても纏まりそうになかった。そのうち書きます

*フォロワーの方が以前パパ活等は援交用語や文化を破壊したと言っていたのを思い出した。文化に再構成は必要とはいえ、やり方を間違えればその文化そのものが廃れてしまう。ニコ動の話しはしてないです。

我、チラシの裏を見つけたり。

子供の時、新聞の中折広告のなかから何か書けそうなチラシの裏を探すのが好きだった。
そこに字や絵を書きなぐるのが何より楽しかった
チラシの裏は大きければ大きいほどいいし、できれば紙色は白で光沢紙ではない方が良い。大は小を兼ねるというし識字しやすいほうがモチベーションが上がるのだ。
僕のインターネット個人史はチラシの裏探しの歴史だと思っている。

2chmixiTwitter
2chmixiは書くこと熱中することはなく、むしろROM専に近い立場にいた(チラシの求人広告を読むのも好きだ)
が、Twitter、これは熱中した。
掲示板に近いUI、リツイートボタンをタップするだけで引用ができるシステム、馬鹿な高校生と天才のアカウントが一つの画面に同居してる、人の多様さに魅了されてしまった。
―気付いた時、あるアカウントでは詩を載せ、あるアカウントではリアルの友達とくだらないリプライを交わしあるアカウントではオフ会をしたりツイキャスで何時間にも渡って肉声を配信していた。
最高のオモチャが手に入ったと思った。僕の足元に広大なチラシの裏が広がってるように見えた。
そこが荒野なのか海の中なのか気にもしなかった

僕は今までブログを真面目に書いたことがない
いままでインターネットへの愛を書いているのに、である。
理由は様々だけど、一番大きいのは「訓練されていない書き方を公開する事がイヤ」というところだろう。
詩は昔からなんとなく書いていたしTwitterは口語の上短文だからそういった見られることに対する意識は低い。だから僕でも続いていたのだ。
対してブログは日記に近い形態だ、僕は日記を書いたこともなければ字数制限のないものを書くこともほとんどなかった。今もどこで「公開する」ボタンを押せば良いのかわからない。(この記事はどこで終わるのでしょう?)
そう、僕は全くの素人なんです>< (この顔文字を付ければ駄文も許されると思ってる)

半分は自己弁護になるかもしれないが、僕は素人のやることが好きだ。
文化祭で見るぎこちない動きのクラス演劇。クソコラ、同人誌、AVの素人モノetc.
作品の不完全さや、瞬間風速的に見せるプロを超える表現、当たりを引いた時のギャンブルめいた興奮が魅力的に感じてしまう経験は誰しもあるんじゃないか?
僕の書く文章にはそういう成分を少しでも入れていたい。インターネットの「おまえら」のためでもあるけど、何より僕自身が読んでいて楽しいものにするために。